2011年5月31日火曜日

レトロ/プロトの裏話(6)〜360-M/ALUMINUM LIMITED(2002)

アルミナムシリーズとして復活した名器360M。
プログラム的にはネックのスラントを減らし、ボディのシェイプも僅かにコンパクトにしてあります。
また、ソールアングルも1°&3°&5°と3面にして開き過ぎないけど、絶対に左を向かない座りにしました。
2002年に限定1,000本で発売され即完売となった商品ですが、その年の夏に今野康晴プロが2週連続優勝をして結果を出してくれました。
360-M/ALUMINUM LIMITED

2011年5月30日月曜日

レトロ/プロトの裏話(5)〜360-MB/ALUMINUM PROTOTYPE(2002)

ベティナルディはこのころ、カーボンスチールのボディにアルミナムインサートを施したタイプのヘッドを多く発表しています。
そのアルミナムシリーズでも人気のあったMBタイプのプロトタイプ。
市販タイプはフィニッシュがブラックスターだったものに対して、こちらはブラックサンダー(漆黒に近い色)、刻印も異なります。
360-MB/ALUMINUM PROTOTYPE
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2011年5月29日日曜日

レトロ/プロトの裏話(4)〜360-M/ALUMINUM PROTOTYPE(2001)

2001年あの御殿場でのワールドカップで丸山茂樹プロが使用したものと同タイプのフィニッシュがことなるヘッドです。
ソール刻印も施されておらず、文字通りのプロトタイプ。
ハンドポリッシュでラウンドを加えた形状は翌年に開発されるXMモデルへ受け継がれます。
この小さめのアルミナムインサートはプロトタイプ段階で修正されたので、このヘッドは大変貴重なものです。
こんな手作り感いっぱいのパターでグリーンに現れたら、周囲の視線は釘付けですね。


360-M/ALUMINUM PROTOTYPE
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2011年5月28日土曜日

レトロ/プロトの裏話(3)〜360M Tour Slant(2001年)

ベティナルディのパターとして、営業面とツアープロモーション双方成功を収めたのがこの360 Tour(ネックがフェース側にややスラント〈傾斜した〉タイプ)でした。
幕開けは2001年の年明け、ソニーオープンで丸山茂樹プロが使ってから。
私もPGA TOURで丸山プロを追いかけ始めた頃で、月曜・火曜はツアー会場に出向き、そして火曜・水曜はシカゴの工場に取って返して、パターの調整を重ねていきました。
初めて日本主導でデザインしたヘッドで、特徴としてはスラントネックであることと、ソールアングルを思い切って2°&4°(ダブルアングル)にしたこと。
座りに関して「開きすぎ」という声もありましたが、今思い返してみれば、それもこのパターの個性として良かったのではないでしょうか。
日本国内でも、7月のミズノオープンで田中秀道プロがいきなり使用して優勝、続く8月のサンクロレラクラシックでは藤田寛之プロがこれに続きます。
さらに2年後の2003年には深堀圭一郎プロが日本オープンでこのパターを使って優勝してくれました。
360M Tour Slant
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2011年5月27日金曜日

レトロ/プロトの裏話(2)〜MC-10 INSERT(1999年)

1999年の発売実数は300本程度と非常に少なく市場でもほとんど滞留しなかった、いわば幻のモデルです。
ベースとなったのは1997年全英オープン優勝のJ.レナードモデル。
あの商品はまだベティナルディが作っていましたからプログラムも残っていて、ブレードの幅やRなんかを少し修正して世に送り出し、流行りでもあったカッパーインサートを装着した訳です。
5月のグリーンズボローオープンでのパーネヴィックの優勝シーンは、Bob(Robert J. Bettinarid)の自宅のTVで一緒に観ていました。
PGA初優勝ですから興奮したのなんのって………。

MC-10 INSERT
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2011年5月26日木曜日

レトロ/プロトの裏話(1)〜MC-2 INSERT(1998年)

ベティナルディコレクターの中には一品ものばかりを集めている方がいらっしゃいます。
特にプロトタイプを集めるみなさんがいちばん知りたがるのが、メーカーがそのパターをどのような意図で開発し、どのような理由の元に販売が見送られたのか、といった裏話。

ということで、本日からハニカムコレクタードットコムの〈レトロ・プロトパター〉に出品されたパターにまつわるバックストーリーをひとつずつ披露していきます。
第1回目は1998年削り出しの『MC-2 INSERT』。

ベティナルディが国内通算8度の優勝を数えることになるMC-2の初代モデルです。
芹澤信雄プロモデルとしてデザインされた初代モデルは、ボディ幅が狭くサイトラインもありませんでしたが、何故かこのヘッドだけはサイトラインが入っています。
2代目はラインが入っていますから、おそらくこのヘッドをもとにしたのでしょう。
ヘッド重量も333gと軽めでソールアングルも0度のため、やや「掴まり顔」ではありますが、何ともいえぬレトロ感がある名器です。
初代タイプでは宮本勝昌プロが1勝、宮瀬博文プロが5勝を挙げています。
MC-2 INSERT

2011年5月24日火曜日

週刊ゴルフダイジェストとコラボでiPhoneケースを作りました!

週刊ゴルフダイジェストに「別注商品コラボリアン!」というページがあります。
ゴルフメーカーやゴルフ用品に関係のないメーカーがゴルフダイジェストと共同開発した商品を販売するコーナーです。
今週発売の6/7号(No.20)で、米国BETTINARDI GOLF特製のiPhoneケースにゴルフダイジェスト限定カラー〈シャンパンゴールド〉を施した商品が20個限定で紹介されています。
高級感あふれるシャンパンゴールドのカラーは同誌限定ですが、実は削り出し無垢の〈ブライトシルバー〉のモデルをハニカムコレクタードットコムで同時販売しています。
あなたはどちらのカラーがお好み?

写真はハニコレモデル〈ブライトシルバー〉

GOLF DIGEST EDIT SHOP
ハニカムコレクタードットコム iPhone4ケース Ver.2

2011年5月12日木曜日

2012 RYDER CUP MEDINA〜残りわずかとなりました


 2年に一度アメリカツアーとヨーロッパツアーの代表選手による対抗戦として開催されるライダーカップ(Ryder Cup)。
次回は来年2012年にイリノイ州シカゴ郊外のメダイナカントリークラブで開催されることが決定しています。
シカゴといえばBETTINARDI Golfの本拠地。
地元開催ということもあって、少々気が早いかも知れませんが、ワールドワイド限定400本で記念パターを生産することとし、その半分の200本を今回発売することになりました。
日本国内でも30本を確保し、ハニコレと一部のBETTINARID取扱店で予約をいただいておりましたが、残り2本となりました(5/12現在)。
 ネックには限定販売の証となるシリアルナンバーが刻印された希少価値の高いパター。
ハニカムコレクターとしてこの機会は見逃せませんよ!




2012 RYDER CUP MEDINA の売り場に行く

2011年5月5日木曜日

ハニコレ限定ポロ&Tシャツ販売開始しました!

ハニカムコレクターのみなさんからよくいただくお問い合わせのひとつが「アパレルとキャリーバッグはないのか?」というもの。
日本のゴルフマーケットはなかなか手強く、米国で販売しているものをそのまま持ってきても目の肥えた日本のゴルファーにはなかなか満足していただけません。
特にアパレルに関しては、体格も異なり、何よりも素材に対する日本市場の要求は非常に高いものがあります。
そこでベティナルディゴルフ(Japan)としては、まずハニコレで国産ポロをテスト販売することにしました。
そうはいっても普通のポロシャツにBig Hexロゴを付けただけではおもしろくありません。

あれこれ悩んでいたある日、ベティナルディゴルフのスタッフが以前から懇意にしていた、コメクエストの澁谷社長とお話をする機会がありました。
コメクエストはわれわれ世代(50歳前後…うっ年ばれた)の学生時代から20代にかけてスキーにのめり込んだことのある人たちにはよく知られたブランド。
当時コメクエのロゴの入ったトレーナーは大人気で、なかなか手に入れることができませんでした。
コメクエのコンセプトは、
・飽きのこないデザイン
・着やすさの追求
・激しいスポーツシーンの中でも忘れたくないオシャレ感覚
の3つ。
数十年経った今もアスリートスピリットをくすぐるデザインは当時のままです。

澁谷社長と話し込んでいる内にコメクエとベティナルディのダブルネームのアパレルが作れたらいいね、ということになり、このたびドライ&フィットポロシャツとTシャツができあがりました。
どちらもコメクエのロゴを右袖に、Big Hexロゴを左胸に刺繍した(Tシャツはプリント)デザイン。
いかにもゴルフウェア然としたものは嫌だよね〜ということで、少しフィット感のあるシルエットになりました。
(でもそこはお互い寄る年波なのであまり体の線が出過ぎないカットになっています)
着丈をちょい短めにして、最近のノータックパンツを着たときに裾を外に出せるようにしました。
取り敢えずカラーは定番のホワイトと涼しげなターコイズブルー。
澁谷社長は定番のホワイトは残して、これからいろんなカラーを試してみたい、とおっしゃってます。
同時発売のTシャツは、せっかくスポーツカジュアルのコメクエブランドとのコラボなんだから、ということでちょっとした遊び心。
もちろんコースには着ていけませんが、ドライビングレンジに行くときに着用して「Tシャツだけどゴルフブランドなんだからね〜」とさりげなく主張して欲しい。
Tシャツは渋めのグレイとこれからの季節、涼しげなロイヤルブルー。
ポロシャツ同様吸水性・速乾性のあるメッシュ素材なので汗っかきの御仁にもおすすめ。

ちなみにコメクエストはイタリア語でComé questo?(これいかが?)とスペルします。

ドライ&フィットポロシャツ カラー:ホワイト、ターコイズ サイズ:S/M/L/XL 6,930円(税込)
ドライ&フィットTシャツ カラー:グレイ、ロイヤルブルー サイズ:S/M/L/XL 2,940円(税込)

2011年5月4日水曜日

ハニコレブログオープン!

日本全国のベティナルディファンのみなさま、はじめまして!
ベティナルディの限定品を販売するオンラインストア『ハニカムコレクタードットコム』店長の立石と申します。
米国BETTINARDI Golf社の日本国内代理店であるベティナルディゴルフ(Japan)が今年1月より営業活動を開始したことに伴い、ベティナルディパターの限定品のみを取り扱うショップとしてハニカムコレクタードットコム(HONEYCOMBcollector.com)を2月に立ち上げました。
今後このブログでは米国BETTINARDI Golf社が数量限定で製造したパターやオンラインショップ限定で販売する関連グッズを紹介していきます。

数少ない限定品の入荷情報や限定パターに関する耳より情報もお伝えしていきたいと思います。
是非RSS等にご登録いただき、ご愛読いただければ幸いです。

ハニカムコレクタードットコム店長 立石浩介