ベティナルディのパターとして、営業面とツアープロモーション双方成功を収めたのがこの360 Tour(ネックがフェース側にややスラント〈傾斜した〉タイプ)でした。
幕開けは2001年の年明け、ソニーオープンで丸山茂樹プロが使ってから。
私もPGA TOURで丸山プロを追いかけ始めた頃で、月曜・火曜はツアー会場に出向き、そして火曜・水曜はシカゴの工場に取って返して、パターの調整を重ねていきました。
初めて日本主導でデザインしたヘッドで、特徴としてはスラントネックであることと、ソールアングルを思い切って2°&4°(ダブルアングル)にしたこと。
座りに関して「開きすぎ」という声もありましたが、今思い返してみれば、それもこのパターの個性として良かったのではないでしょうか。
日本国内でも、7月のミズノオープンで田中秀道プロがいきなり使用して優勝、続く8月のサンクロレラクラシックでは藤田寛之プロがこれに続きます。
さらに2年後の2003年には深堀圭一郎プロが日本オープンでこのパターを使って優勝してくれました。
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360M Tour Slant |
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